2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

厄介

別に死にたくはないけれど、それまで生きているのも厄介な話である。(内田百輭「百鬼園随筆」より)

撤去

アテネフランセで「モーゼとアロン」。美篶堂で二月空展「MILD 11」。コニカミノルタで宮嶋康彦展「ヒッポダンス」、石本卓史展「脆弱なる大地」、長谷川治胤展「clear」。ユイットで佐野洋平展「花を描く絵」。DENで荒井伸佳展。馬喰町ART+EATで「すうぷ」…

浮沈

福果で吉雄介展。秋山画廊で小林聡子展。藍画廊で川田夏子展。INAXで母袋俊也展。ASK?で吉峯和美展。ギャラリー山口で野沢保之展。四谷で瀧口博昭展。ドラム缶に満たされた水中で反復される、ビニール袋の浮沈と仄かな点灯を、天井に近い足場で待ち続ける。…

山椒魚

「先生、どうして、『山椒魚』に筆を入れるなんてことなすったんですか?」 「あれはねぇ、もし許されることなら全部書き直したいんですよ」 「どうしてですか?」 「だって、あれじゃ出られないもの。あれじゃ、どうしようもないもの」 「あれは出られない…

メモ

福原画廊で松永かの展「灯心」。トキ・アートスペースで末松歩展。Rooneeで西村陽一郎展「雪の記憶」。Niepceで田邉廣作展「心象の風景」。アニータで建部ひろ子展「祈りのかたち」。it'sで城達也さをり織り展。a・PeXで増満兼太郎展。thorn treeで秋山花展。RAT HOLEで…

手元がすべり舞い散るオキサイトグリーン。部屋は新緑の草原に一変。電話を受けるが声が出ず、メールで返答。身振り手振りで所用を済ませ、笑うかわりに拍手する。座間市立図書館での展示が終了しました。2ヶ月間、ありがとうございました。ご担当のIさん、…

「まるで犬みたいだ」(カフカ「審判」より)