2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

心臓

秋山画廊で今井大介展「蛇口 あるいは 平行宇宙」。MUSEE Fで内田亜里展「見る」。表参道画廊で河名裕二展。森岡書店で細江英公展「ミス ペテン」。日本橋高島屋美術画廊でミヤケマイ展「ココでないドコか」。美術画廊Xで山田純嗣展「DEEP FOREST−既視感の森…

記憶

ブリキ星で内藤瑤子展「ソフトクリームな人々」。FALLでみやきあきこ展。三鷹市美術ギャラリーで齋藤あきひこ展。ギャラリー由芽で堀本俊樹展「ARK 愚者の船」。文鳥舎で焼き林檎。it'sで秘密基地(大村剛・黒畑日佐代・吉田次朗・古道具水無月)。high-kyo…

メモ

藝大美術館でバウハウス・デッサウ展。オペラシティで「F1 疾走するデザイン」。新美術館でエミリー・ウングワレー展。ワコウでニナ・バイエ&マリー・ルンド展。ケンジタキでアルフレッド・ジャー展。SCAI THE BATHHOUSEでチェ・ウラム展「Anima Machines…

運動

(21日)東京大学先端科学技術研究センターで、御厨貴氏と内海信彦氏の対談。‘95年にNHKで放映された安保闘争の記録『怒りをうたえ』を見る。8時間に及ぶその映像を1時間に編集した学生の徐正教氏は、当時の学生の味方のような気分になったそうだ。 「そ…

この辺りは店舗が少なく、そのほとんどは個人店だ。以前は積極的に企業を誘致し、法人税で潤ったそうだが、異常景気の終焉後、それらは撤退または縮小し、自治体の財政は悪化の一途、とのこと。しかし衰退の印象はない。ひとりひとりの声が直接的に効力を発…

公園

水路が塞がれ住宅が並び、その名残はもうないが、この辺り一帯は桑畑だったそうだ。治外法権区域がすぐそばにあり、その敷地内のゴルフ場は隣の市にまたがっている。接収される前は帝国陸軍士官学校で、天皇行幸のために整備された道が残っている。様々な鳥…

電柱

「いいひとはみんな/屋根の上のほうにいるとわたしも思います」 電柱の上にとまったカラスがニワトリの声で鳴いている。おじさんたちがシロツメクサを摘んでいる。すれちがった人がこちらを向いて、ごめんね、ごめん、と言う。地元の議会と交渉し理不尽な法…

待ち合わせ

(某日・敬称略)西荻窪で待ち合わせる。Oは新しい自転車で現れ、Tはてきぱきと名刺を配り、Nは老犬を撮る。Kは曇り空を探し、K'はにこにこしている。私は円形蛍光灯の連なりにみとれる。 (某日・敬称略)代官山で待ち合わせる。K''は蚊にくわれ、Y…

(13日)見たこともない巨大な蝶が、駅のホームをよちよち歩いている。誰かがオルガンでミサ曲を練習している。跪く人もいる。しばらくそこにいる。ヘリコプターが飛び交っている。白い布が揺れている。「人は幸福になるために生まれてきたわけではない」 旧…

13日

余生

(9日)ババシャツの聖地から遠くなったとはいえ、秘境にいるわけではないのだが、ジープや船や飛行機を乗り継いで都内まで出て来ているように思われている。せっかくなので中身が空の餃子を提案する。どちらにしても今こそ余生に違いない。終電には間に合った…

わさび

(8日)サントリーホールでアンネ=ゾフィ・ムター&トロンハイム・ソロイスツのバッハとヴィヴァルディ。信じ難い奇跡のような演奏。あまりのすごさに笑いを止められなくなる。 (9日) 15人展最終日。通りがかりの人が歌っていくことが度々あるという明…

メモ

(6日)ART TRACEで小品販売フェア展。レントゲンヴェルケでLandschaft IV(内海聖史/桑島秀樹/水野シゲユキ/山本基)。BASE GALLERYで伊庭靖子展。INAXで柴田鑑三展。藍画廊で宮本浩行展。AU HASARDで言水へリオ氏企画による横山飛鳥展。 (7日)MUSEE…

倉庫

空が暗く、鳥が静かな日は、屋外でラジオ体操をする人々がやけに輝いて見える。探検した倉庫には本ばかりが10万冊ほどあり、そのうちの1冊には、偉大な功績を遺した人物が、陰気な放蕩家と紹介されている。この地域は、行方不明になる人が多いようで、目…

ビラ

「強度を保つには気付かないという力が求められる」 港を少しだけ見る。マラルメを読んで、途端に具合が悪くなった人を思う。紫色の白い花、ディモルフォセカに再会。墓を守る猫を見守る。徹底的に感じの悪い素敵なお店。レバニラアイスで鉄分補給。ラジオか…

できることしたいことすべきことを、何の気負いもなく、とんとんとんと実践して、笑われながら笑っている、ものすごい素敵な人はそこら中にいて、例えば麦を踏んでいる。 「考えるな、思い煩うな、分別を持つな」 15人展搬入後、NATSUKAで金沢健一展、資生…