2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ

YORIで高橋洋子展「Le pique-nique」。坂巻で田中明子展「Nest」。INAXでカン・イング展「バラスとワイヤーの天地」。nidoで松本寛司展「ROCKなカンジ」。ポレポレで康宇政監督「小三治」(出演 柳屋小三治)。

我慢

俺は我慢してるさ。我慢できねえこっても、我慢してるさ。これだけ我慢するな、容易なこってねえさ。 ・・・ 誰も何もしてくれるわけじゃねえ。なあもかんも、自分ひとりで我慢しなきゃなんねえさ。我慢ということの中にゃ、なあもかんも入ってるさ。我慢て…

どこまでつづくこの暗い。/道だかなんだかわからない。/うたつておれは歩いてゐるが。/うたつておれは歩いてゐるが。 ・・・ 歩いてゐるのもあきたんだが。/ちょいと腰かけるところもないし。/白状するが家もない。/ちょいと寄りかかるにしてからが。…

DENでぷじブレンド。マレーシア語圏の方は「ふ」を「ぷ」と発音するとか。添えられたピスタチオふたつに、某西瓜糖を思い出す。 月はいつしかうす暗く。 幽霊よりもうす暗く。 しんしん。 しんしん。いまはなんにも見えないよ。 (草野心平「小曲」より)

・・・石に語らせるまでには、それなりの時熟が必要となる。その証拠に、当初、杖は石の表面を上滑りするだけで、それを生へと覚醒させることができない、つまり詩人の言葉はまだ沈黙を貫き通すまでに熟していないため、虚しく沈黙に面壁するのみである。し…

メモ

ニモードで今村仁展。アニータで工藤実・原田みどり展。コバヤシと青羅で安美子展「醒醒・寂寂」。福果で二月空展「かんのん」。ラ・ロンダジルで伊藤環展。ニエプスで内野雅文展「野ざらし紀行」。コニカミノルタで、濱浦しゅう展「霞」、高田玲展、イレー…

私小説

・・・私はこの二十年余の間、ここに録した文章を書きながら、心にあるむごさを感じ続けて来た。併しにも拘らず書き続けて来たのは、書くことが私にはただ一つの救いであったからである。凡て生前の遺稿として書いた。書くことはまた一つの狂気である。(車谷長…

メモ

三省堂書店神保町本店で、「やさしい現代詩」出版の記念企画(12名の詩人たちによる自作朗読とトークのイベント)。森岡書店で、詩の朗読会(中藤毅彦展「ブルガリア」に寄せて、朗読家の岡安圭子氏が、トリスタン・ツァラの詩と、ツァラ研究者築野友衣子…

紫色

石灰とマグネシウムと 割れた野原 なくなった眼球の代わりに、窪みに小虫が跳ねている (野木京子「*」より) 近所の画家Y氏のアトリエではときどき、詩の朗読会が催される。先日そこで、詩人の野木京子さんが小学生の頃につくった詩を聴いた。内容は、紫色…

白痴

神保町シアターで、『白痴』(監督・黒澤明/原作・ドストエフスキー/出演・森雅之、三船敏郎、原節子、久我美子)。

さて、

「さて、これからどうしようか?」 「以前と同じようにする・・・。これからも朝になったら起き、夜になったら寝る、そして、生きていくのに必要なことをやり続けるしかない」 「長いこと続くんだろうなあ」 「たぶん一生のあいだ、ずっとだ」 (アゴタ・ク…