2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

丑三つ時

フィンランドレシピのブルーベリーパンを焼いてきた友人と、丑三つ時の公園でピクニック。空を覆った雲が放つ暗い光の下、植物の香りと霧に包まれる。虫と草木の高音域のさざめきに牛蛙が低音を効かせている。誰かが歌い続けている。何かに捧げるように。朗々と。昨年大処分…

グォ-

某日。公園。空が明るみ始め、楡の枝で休息していた鳥たちが一斉に声を上げる頃、自転車を駆って登場したスーツにネクタイの男性。持参の袋に、ごみを拾っては入れ拾っては入れ、立ち去った。雨が降り出したので、電話ボックスに入る。某日。公園。日が暮れかける頃。…

ユマニテで川嶋清展「MIMIZU」。現で高島芳幸展「用意されている絵画 ―絵画という時間III―」。APSで平体文枝展「終わりと始まり」。南天子で常設展(岡崎乾二郎)。椿で松永かの木版画展。なびす画廊で利部志穂展「ENTRANS FIELD―耕せる民―」。藍で本橋大介展。I…

恋愛に興味のない人に詩を捧げたところで豚に説法、君は猿だ雌猿だという罵倒とともに、ハイビスカスがそろそろ咲くよという報告。

某日。ミロンガでゴア楽団。Cafe HAITIで下北沢一番オアシス(アンビエントでファンキーでフォーキーなセッションライブ)。某日。野原で目的のない話をし続けたあと、無言で緑のトンネルを抜ける。足元はふわふわの火山灰。曇り空。某日。5ヶ国語を自在に操るS氏より、「きみを殺しにいく」と…

綿毛

巷房地下の池谷明治展「flap flap」(〜5月16日17時)。大切な人にどうしても見せたい展示。

珈琲

ギャラリーま で鈴木正治展。海豚屋で32gを40ml。田中造形美術研究所でナガクボケンジ展、末松歩展。丹沢美術館で松浦延年展「余白の時間」。フェイストゥフェイスで望月通陽 銅版画展。ブリキ星で内海満昌展。みずのそらで今崎なつき展。TORIA GalleryでWINDS CAFE148 …

心配

オドラデクは将来どうなるだろう、と私は考えてみるが、何の答も得られない。彼は死ぬだろうか。すべて死ぬものは、生きてるあいだは一定の目的をもち、一定の活動をしているので、それで身をすりへらして死ぬのだ。このことがオドラデクには当てはまらない。…

人参

(名前を失う)という夢をみた。 言葉を発することなく、3月6日から5月5日まで、その後もずっと私を支配し、し続けるあなたに、最後に見せた馬は巡業し、同じ日時にすぐそばに来ている。

「はなうた歌集」

道草

道草を食む伝書鳩を見かけた次の日、厚紙に包まれたCD-Rがケーキに鳥が乗っている切手で届く。PCが対応せず内容は不明。