2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

のぼせなさんなと釘を刺される。糸の切れた凧となり贈り物を探す。お見舞いか大量のレトルトが届く。手渡された古刀、新刀、新々刀を観賞し、座敷で燕返しや達磨落しに見入る。大きな革ジャンにくるまれる。

「あとしばらくの我慢です、安静に」と念を押される。神妙に頷き、荷物を両手で抱え退室しようとすると笑いが起こる。「言ったばかりじゃないですか、動かすと危ないですよ」「あ、そうか」 正座をする。上体はまっすぐのまま、静かに両つま先を立て、右足を…

「どんな人?」「(謙虚で豪快で無謀で真摯で緻密で頑強で現実的で真面目で暖かくて冷静で無邪気で繊細でふざけてて厳しくて理知的で優しい)すごい人」

突然武道。突然就職。突然個展。突然大切な人。前腕を床につけ、膝頭の外側に肘付近をつけ(こうすると左右前後の敵に腕をとられても倒されない)、上体を低く倒して額ずきうやうやしく礼。「ありがとう」

後ろ足の踵は紙一枚、床から浮かせる。所作のすべてが厳密で、曖昧や無駄が一切ない。貴重で贅沢な時間。それとは別に、やり残したことがまだあった。「どうしたらできるかな」「考えちゃだめです。何も考えなければできますよ」こともなげに言う彼女。

通りがかりの方々に助けてもらった後、搬送先でレントゲンを見ながら。「きれいに納まってますね」「偶然居合わせた整形外科の先生が適切な処置をしてくださいました。そんなことあるんですね」「いや、そんなことめったにないですよ。念の為しばらくは安静…

UPLINK FACTORYで三宅流特集。初期の16mm作品『時間軸のゆらぎ』『神経節衝動』『蝕旋律』『白日』を監督自ら映写機で上映。3者トークで三宅節を聞く。「パースペクティブにパースペクティブをねじ込む、ある種の」「瞬間が永遠の、ムイシュキンの時間を」…

記念の会。いろいろな方が遠方からお見えになっていた。主役は終始ぴりぴりし、慣れない裏方でばたばたしたけれど、暖かで素敵な一日だった。佐藤静山氏に演奏をお願いして「手向け」を贈る。哀しい旋律を祝いの席に響かせる。

駅前で偶然会った知人の案内がてら竪琴の店にお供する。竪琴ばかりの店内でしばし竪琴を眺める。仕事は果てしなく続く。職場の先輩とコーヒーを飲みながら「やってもやってもきりがないね」「そうですね」と笑う。

暖簾をくぐりご挨拶すると、一曲歌っていきなさいとギターが爪弾かれる。「真夜中のギター」をみなさんと歌い、担当職域に向かう。「彼氏奥にいるよ」と案内され、書類を渡すと婚姻届だと囃される。駆けつけた先で、素振りを繰り返す。慌てずに丁寧に全身を…

自分の身を守れないようでは大切な人を守ることなどできないと空手をかじり度々実践で使った。逃げなさいと何度忠告されてもどうしてもできず選択肢は相手を壊すか自分が壊れるかの他になかった。空手はだめだ合気道を始めなさいとある人に言われ道場に通い…

次から次へときりなく積もる書類。埋もれないよう走り回るうちに一日が終わっている。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」「・・・(撃たれるなら達人に撃たれたいなあ)」 力まず気を抜かず焦らずぶれず。見た目だけでも落ち着きを、と髪型を変えたら中学生と間…