座った途端に立ち上がり彼方へ突進し戻ってきて改めて座る。フォークで刺した物体を握りつぶして口に運び、そして立ち上がる。突進し戻り座る。物体を匙ですくい口の手前で逆さにしてこぼし匙だけを口に入れ、それからまたどこかへ突進する。多忙な彼が昼寝する間にコレクション展でトゥオンブリとツァイのまろやかな強度を堪能。

空洞の頭蓋内で羊が安らかに草をはむ14時。バラに覆われた牢獄を聴く。1919年から造られしトルソーを探し、昨夜その誇り高き工房の所在を確認。家のすぐ目の前であった。蝋燭の元は暗く、魂柱も倒れたまま。虹色の時間を犠牲にし、息を止めたまま砂利を飲み続ける数日に目の前が暗転。「望まない場所にいたくないのだ」と虚ろな身が全力で訴える。休むことをやめたyYがぼそぼそと歌い、笑う。