空洞の頭蓋内で羊が安らかに草をはむ14時。バラに覆われた牢獄を聴く。1919年から造られしトルソーを探し、昨夜その誇り高き工房の所在を確認。家のすぐ目の前であった。蝋燭の元は暗く、魂柱も倒れたまま。虹色の時間を犠牲にし、息を止めたまま砂利を飲み続ける数日に目の前が暗転。「望まない場所にいたくないのだ」と虚ろな身が全力で訴える。休むことをやめたyYがぼそぼそと歌い、笑う。