おぞましい響きでしかなかった、背筋を凍らせるその言葉が、その人から発せられた途端、暖かい光となってこちらを包み込む。その人の前ではただ安心して耳を澄ましていればいい。その小さな声が、呪いをひとつひとつ解いてゆく。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。