読め、読め、読め、と言うので仕方なく紙に並ぶインク跡を眺めてから1年が経つ。夜道を迷いながら詩を伝えに行った方と、その詩を受け取った方にお会いして、ちあきなおみの霧笛を聞き、豊永盛人展でおむすびに乗る雀を慎重に選び、ろば屋で教授椅子に座らせていただく。