オンド・マルトノ

展示「白影」の空間でのオンド・マルトノ演奏会は、興奮の熱気に包まれて終了いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。


今回の展示イメージに基づいて、オンド・マルトノ奏者の久保智美さんが曲を選び、熱演してくださいました。初演となった「満月と繭」は、この日のために福地奈津子さんがつくってくださった曲で、白をテーマとし少しひねくれた展示空間に、ぴたりとはまっていました。


オンド・マルトノは複雑な構造の楽器で、説明するとなると、まるで謎かけのようになってしまいます。電子楽器でアコースティック、鍵盤状の弦楽器、単音で多様な音色、、、聴いていただくのが手っ取り早いのですが、なかなか演奏に接する機会がありません。それもそのはずで、現在日本には演奏者が5人しかいらっしゃいません。


終了後、お聴きになったみなさんが口を揃えて「変態だ」とおっしゃっていました。いやー、すごかったですね。奇妙な世界がめくるめく広がった1時間、お楽しみいただけたでしょうか。


ご来場いただいた林浩平さんが、とてもわかりやすくご紹介してくださいました。
http://mignonbis.at.webry.info/200904/article_1.html


いらしていただいたみなさま、久保さんと福地さん、そして紹介してくれたYさん、企画にお力添えくださったMさんとOさん、プログラム作成にご協力くださったTさんとSさん、それから、そもそものきっかけをつくってくださったTさんに、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。