メモ

メモ(少し前に見た展示) 国立新美術館で「アーティスト・ファイル2009」。スカイ・ザ・バスハウスで大庭大介展「The Light Field 光の場」。Jinで麻生知子展「家に帰る」。東京都美術館で人人展。Switch pointで松永悠一郎展。A-thingsで保坂毅展「矯めつ・眇めつ」。TOTEM POLE PHOTO GALLERYで下平竜矢展「遠景その四/あるいは、目に見えるものとして」。ニエプスでヨハン・オータカ展「光跡ノ追憶」。秋山画廊で糸数都展「色層」。ソーン・ツリーでamasaki eriko展「なんてことないまいにち」。INAXで湯浅克俊展。現で谷口嘉展。藍画廊で小林聡子展。ROBA ROBA cafeで厚川文子展。福果で松本愛展「TISSUES」。文房堂で岩野平三郎製紙所+Iwano Project 展。ART SPACEはねで谷田梗歌展「尾道とおり道」。森岡書店で村松葉子展「Utopia」。


MAREBITOでひとり芝居「もしも僕がイラク人だったら」(作・演出 大根健一/出演 塚原美穂)。作者による世間話のようなモノローグから、作者が想像するイラクの少年がふいに現れ、生活中降りかかる諸々に対応しはじめる。(英語能力を買われ米国企業に雇われるも、クビにされそうになり上司に訴える少年。「クビにしないで。僕、石油を掘り尽くすために精一杯協力します。そしたらあんたたち、僕の国から出てってくれるでしょ? 爆撃でばらばらにされた弟の腕の肉と母親の髪の毛を保管してあるんだ。あんたたちが持ってる技術でもとの姿に再生してくれませんか? 『それは生命倫理に悖る』なんてあんたたちが言うのなら、僕はもう笑うしかないや」) 再び作者のモノローグが重なり終わる。「傍観者」でしかないことを自覚しながら、遠い国で誰かが体験したであろうことを、自分のこととして引き受け、伝える。少年が思いを馳せていたイラクの家庭料理(トマトと豆のスープ)が、上演後に振舞われた。