喝采

唯一所持する時計は常にきっかり1時間狂う。お日柄佳き日曜もそこはたがわず。倉皇と降りた駅は別の駅。駆け込んだ宴はすでに佳境。並ぶは見覚えなき主役。会場を間違えた。兎にも間に合い、ヘプバーン演じた王女のような新婦と、最適化・合理性を掲げる新郎を喝采。大いに泣き笑う。