「悄然するような、恍惚するような、緊めたような、投げたような、緩めたような、まあ、何んと言うて可かろうやら・・・」(泉鏡花『歌行燈』より) オンドマルトノの愉快な夕べ。久方振りにお会いしたみなさまの元気な姿に満腹。蜘蛛の糸に月が反射する響きや、涙腺を作動させる旋律や、唐突な歌唱など。