隣客に労われかしこまったまま気が遠のいた瞬間目的地を通過せんとするバスを慌てて降りた足元にまっすぐ転がってくる白球を拾い車道の向こうで待つ児に渡す。約束を果たしたのち扉は次々と開かれ大木のようなサボテンやカラスより強いインコや見たことのない花々や猫の行列に目を瞠りつつ社に戻りそれら以外のことを報告する。