• 午前。両手取 呼吸投、四方投、入身投。6の剣。
  • 午後。セシオン杉並で読谷山こずえさんの歌。ベルカントで沖縄民謡「滝落とし」「とぅばらま」「だんじゅかりゆし」(笛奏者金城利信さんの繊細で透明で強い光を発するものすごい声との共演)。赤いドレスの堂々とした姿。トマトの精みたいと伝える。懐かしいみなさまに挨拶し、毎年恒例の点字カレンダーを入手。島に向かう友人たちと白いカレーやワインチーノをおそるおそる味見し、植物園のようなテラスで飛行機雲撮影会。
  • 夕方。沢山のゼリーと丸い黒パンを仕入れ、開設を祝す集いへ。ステンドグラスがそこここに灯る事務所で、神楽殿を設計した方が仕込んだ焼豚を、高木酒造十四代と共にいただく。初めてお会いした方に、どこの訛りかと不思議がられる。標準語から離れているらしい。
  • 夜。門仲天井ホールで井上郷子さんの演奏会「#11 様々なピアノ曲」。シドネイ・コルベートの、アンドレイ・タルコフスキーに捧げられた曲や、フィリップ・コーナーの、1958年に書かれオリジナルスコアもスケッチも消失してしまった曲や、エリック・リチャーズの、4枚の楽譜を自由に行き来する(鷹が鷹匠のもとに戻ってくるような)曲や、チェスター・ピスカルディの、フェルドマンのピアノ曲”Extensions3”について注解している曲など。