なんだかすごそうな人だと思って思わず声をかけたらやはりすごい人だった。バスを待つ間に墨色の888。修理から戻っては壊れる通信機。うふふと笑う人が、犬神家的ねと指摘されている。未知の地で吸い込まれるように入った店。二度目の今日「いつものでいい?」と聞かれる。何十年か先もそこにいる気がしてならない。