「匍匐前進で…およそ百三十分といったところでしょう」 まばたきせずに天井や壁を見つめ眉を寄せたり口角を上げたりまどろんだりしている。前触れなくうつぶせになり進もうともがいている。仰向けに戻す。両手を駆使してしきりに指で合図を出している。ふんぞり返って寝息を立て始めた。まつげが日に日に伸びている。