ブランコを顔で着地した小さき人と屋根のないホームを降り田の道をゆく。稲を手で刈る姿に見とれるうちに、18年前立ち上がった開発計画に10人で抵抗した話などをうかがう。市の人口12万9027人のうちプロは20人。大変な労力を要し金にならない。未だに経済成長を強制し続ける世で、その光景は幻想的に灯った。時は金ではない。もっとずっととてつもないものだ。小さなカエルを追いかける。