この辺りは店舗が少なく、そのほとんどは個人店だ。以前は積極的に企業を誘致し、法人税で潤ったそうだが、異常景気の終焉後、それらは撤退または縮小し、自治体の財政は悪化の一途、とのこと。しかし衰退の印象はない。ひとりひとりの声が直接的に効力を発揮するからか、会う方会う方がとても活動的だ。何よりも、街路樹が発する痛々しさを感じなくてすむので気が楽だ。ここでは木が木のままだ。