物語

 まるで悪い冗談。それでも、きっと、人生は素晴らしい。

「物語 ――― 自己を正当化しようとしないひとりの男。自分について他人が勝手にいだく判断の方が、かれには好ましい。かれは、たったひとりで自分の真実を自覚しながら死んでゆく」 (カミュ『手帖I』より)