2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第一楽章「まじめに荘厳に」始まる。「5分間休憩」(椅子に座って一息つく)第二楽章「急がずに 静かに流れるように」。第三楽章「きわめて荘重に、しかし素朴に」。第四楽章「スケルツォのテンポで、荒野を進むように」終わる。鳴りやまない拍手。右斜め後…

両手取 二教。突き 入身投(肩落し)。横面打 呼吸法。 諸先輩方と湯のみ片手に、秋の野点や自由研究や理想像について。旦那様の話を振った途端、キラキラと目が輝き出した四段を囃す。 服を20着ほど抱えホームから空を眺めていると、バチカンに行きたがっ…

分刻みの上司と訪問したお宅。開かれたドアから亜麻仁油が漂う。通された奥の間には、そこで生まれ馴染み一体化した絵画があふれる。そこにあるためにあり、なくてはならないという最小限かつ最大限の在り方に目を見張る。

「肝心なのは見ることだ。状況をじっと眺める。それだけでいい。」同じ釜の飯仲間と前倒しの打ち上げ。環境も目的も違う接点ほぼ皆無の11人に突如課された数ヵ月を振り返り笑い転げる。「わかろうと思うな。ただ見る。さらに見る。」

小雨の休日。午前。逆半身片手取り 一教、二教、呼吸投げ。6、8の杖合せ。九十九島のせんぺいをいただく。午後。ギャラリー・スペース23℃で本村誠個展「ドキュメント」。練りに練られた軽妙をまとった丹精な作品と、溢れる瑞々しい緑を窓外にテーブルを囲む…

予言通りになって以来占いの類を避けている。何もかも見通せる平坦な道を一瞬で過ぎるより霧中の険しい道を右往左往しながら踏みしめたい。研修でいたしかたなく都道府県占い。結果は小笠原諸島。

雨上がり突撃開始。鮨屋二代目に挨拶中再び豪雨で足止め。カウンターでふわりとした握りをいただきながら四方山話でゆったり過ごす。障子を開くと澄んだ小川と薔薇の木。流れをぴょこぴょこ果敢に横断する小さき者たちを見送る。帰ると牛乳太郎の案内(こっ…

トランポリンで跳んでは鍵盤を弾きソプラノで歌い踊り語り続ける姪と共に跳び弾き歌い踊り語る。会社に勤めながら時々変身する友人の画像を戦隊物に目がない同僚におすそわけし屋根に上り月を眺める。ダンスのお誘いに惹かれつつ、後両手取 呼吸投げ、小手返…

机四つで事務処理しつつガソリン補給。「ほんのちょっとしか食べない」という冠を「年収3億」にするには。とりあえず前のめりで走り転倒したらくるくる転がって進む。駆けつけた十分間で、杖の合せ(8本)。ありがたきひととき。

A.シュニトケ「オレグ・カガン追悼のマドリガル」を、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲とともに(浜離宮朝日ホ−ル・上森祥平)。温野菜はブロッコリと人参を用意してございます、冷野菜のトマトは特に小さいので5つほどお乗せしましょう、ドレッシングは4種…

準備中の店で眼鏡を誂え、昔見たままの景色、言葉、空気の中で火を運び「人々」を迎える。漂う「人々」と、ガリガリ君ソーダ味をがりがりかじる。壮年を越えた悪童たちが「当り」に大はしゃぎしている。両手取 二教、天地投、半身半立四方投。剣の基本(突き…

「あまりに幸福すぎるときには」朝。夢のような夢から目覚める。「絶対的に違う他者にするべき距離をいそいで構成するのだ」いるだけで思うだけで満ちる戸惑うほどの多幸を太陽のせいにして耐える。午後。友人宅。和みあふれるまばゆい新居。早朝太極拳に励…

横面打 入身投、四方投、十字がらみ投。剣の合せ(6の剣)。ちいさな梨を転がしたり、立腹止まぬ方を笑わせたり、シュレッダを詰まらせたり、揃ってバツ一だったり、宣材にはしゃいだり、ザッパマニアと聞いて大いに納得したり、大線香花火大会をたくらんだ…

未知の土地で前方からものすごい笑顔で手を振られ「○○さん久しぶりねお元気?」と聞かれる。「はい大変元気ですがこれこれこういうわけで本日初めてこちらにうかがいました片岡と申します残念ながら○○さんでないのですが以後お見知りおきを」と慌てて挨拶す…

浴衣の人込みをかき分け重い鞄を抱えたままカキ氷にはしゃぐスーツ姿のふたり。レモンに練乳、青林檎バーモント。よい夏期休暇を!とぶんぶん手を振ったはずが今日も明日も明後日も仕事。分刻みで詰まった日程をハイテンション猛スピードで隙なく涼しくこな…

朝。立派な鯉の主に声をかける。この9匹の鯉と鮒は10年目で、という話から鮎について(苔による成長差や産卵前後の色の変化)や、60年前のこの辺りの様子(仕官舎だらけで住宅はわずかだった)や、ご自身の半生(16で予科練に入り海軍の電波観測特殊任務要員…

明け方から午後にかけて仕事。夕方展示行脚。南天子で常設展。檜B・Cで関谷歩展。Gallerykで稲垣真幸展。巷房階段下で周豪展。巷房地下で林裕子展。巷房で中村一仁展。なつかで堀藍展。「○さんはお元気ですか」「うん、ぶいぶい言ってるよ」「相変わらずです…

片手両手取の入身投と呼吸法と四方投。突三教。剣の合わせ。三日月を目印に夕顔ほころぶ道を行く。切れ切れの送球で笑う母子。両足を骨折した方からの労いに恐縮。電車到着までホ−ムから居合いを見学。光る刀。工場を通過する瞬間車内に珈琲の香りが満ち、消…

ジャヤバルマン7世を模したチョコをいただく。緊急時毎度世話になっていた人にぺこりと近況報告。とても喜ばれる。ひどく緊張した青い顔で「たとえば僕が死んだらそっと忘れてほしい」と絶叫する曲を繰り返し聴いていた人の幸を祈ったり、塞ぎこんだ私に次々…

「人間のみが老い、その周りですべてが日に日に若返る」(ミュッセ『アンドレア・デル・サルト』より) 徒歩というだけで驚かれる車必須の土地を連日歩き倒す。歩けば歩くほど染み込んで体内で枝を伸ばす。今日は、生まれたての赤ちゃんや、振り子のような牛…